
自分を信じる。モデル・kyanが見つけたアイデンティティ
様々なジャンルで活躍する“WEGOが今最も気になる人”をご紹介する企画「気になるアノ人」。
今回はモデルであり、TikTokでも多数のフォロワーを誇る“kyan”(かいあん)さんが登場。現在オーストラリア在住、日本と行き来する生活を送る彼は、16歳ながら感度の高いファッションとナチュラルな生き方が支持される人気者。
フォロワーからも注目されるkyan流コーデのルールはもちろん、180°変わったという心の持ち方など、ためになる言葉の数々も必見です!
-kyanくんはオーストラリアと日本を行き来しながらモデル業をされているそうですね。
はい。僕は父がオーストラリア人で母が日本人で、オーストラリアで育ちました。今高校2年生なので、学生をしながら学校がお休みのタイミングで日本に来て、モデルのお仕事をしています。
-英語はもちろん、日本語も堪能ですね! 自分なりの勉強法はありますか?
今も学校で日本語を勉強していますが、国語など日本の学校で習うのと同じような内容を勉強していると思います。
-日本とオーストラリアの違いはありますか?
日本はとにかく海産物が新鮮ですね。オーストラリアはお肉料理が多いので、日本に来るときは必ずお寿司を食べに行きます。
あとは気候の違いですかね。オーストラリアは暑いときで40度ぐらいになるので、おしゃれとかできなくてとにかく薄着です(笑)。冬は冬で10度以下になるので、意外と寒くて。夏はアクセサリーや小物で工夫をして、どちらかというと冬に幅広いおしゃれを楽しむことが多いです。
-寒暖差がすごい! オーストラリアと日本は季節も逆ですよね。
以前1月に日本に来たときは、真冬で厚手のアウターを着てたけどオーストラリアに帰ったらものすごい暑くて(笑)。日本は雪が降るので、気候は日本の方が好きです。以前東京で雪が降ったときに友達にテレビ電話したくらい! 僕には双子の兄がいるんですけど、兄とも一緒に雪を見たいですね。
-kyanくんはSNSも人気ですが、構図やファッションなど工夫していることはありますか?
インスタの写真は、100〜200枚ぐらい撮ってそこからいいのを決めて載せているのと、ポーズはナチュラルになるように動きながら撮っています。
動画は友達や兄と撮ることが多いのですが、これもキメすぎない方がいいのが撮れるんですよ。後で見返してこのとき楽しかったよね、と話せるように思い出作りで撮っているのもあります。
-そのナチュラルさがフォロワーさんにも響いている気がします。
フォロワーさんのためにもなるべくたくさん撮ろうと思ってて、実は下書きも700本ぐらいあります! 本当にフォロワーさんには感謝していて、みなさんがいなかったら僕も活動ができていないと思うので。街で声をかけられるときが一番嬉しいです。
-フォロワーさんやファンの方から言われて嬉しかった反応はありますか?
自分のファッションやネイルを真似してくれたり、「スタイルを参考にしてます」と言われるのはすごい嬉しいです!
-SNSを見ていてもファッション好きなのが伝わるのですが、いつからおしゃれに興味を持ちましたか?
13歳〜14歳のときです。まずはTikTokやYouTubeでおしゃれな人の画像を見ながら取り入れていきました。そこで思ったのは、流行りものを最初に買うよりも、ベーシックなデニムやシャツを買った方が良いということ。
先に質がいいものを買って、それをベースに流行を入れていくと、毎回買わなくてもよくなるんですよね。
-自分にとってベストなアイテムは、どういうふうに見つけますか?
なんだろう、迷っちゃいますが…ヴィンテージのスウェットやカーディガンはたくさん持っています。古着は1点もので他にないし、デザインが面白かったりするので。
あと、僕と兄は服をたくさん持っていて、友達とも洋服を貸し借りすることも多いので、そこでもいろいろな発見がありますね。
-kyanくんとお兄さんは、ファッションのテイストは似ていますか?
似ているときもあれば、違うときもありますね。兄はスタジャンやスニーカーなどストリート系のアイテムにこだわっていて、僕は古着系が多いです。
双子なので顔も似ているのですが、最近髪型も僕と同じにして、先生や友達も「どっちがどっち?」ってなります(笑)。身長もほぼ同じなんですよ。
-兄弟でいろいろ刺激もしあえて、楽しいですね!
ファッションだけでなくたくさんのことを共有できるので、すごく楽しいです!
-kyanくんはカメラを撮るのも趣味とか?
フィルムカメラで撮ることも多いんですけど、それを使うときは友達と一緒に旅行やお出かけするときです。友達同士が自然に話してる雰囲気を撮りたいので、ポーズも取ってもらわずに1日の一場面を切り取るような感じで撮ってます。
-いいですね! どんなカメラを使っていますか?
「写ルンです」が大好きです! 最初はちゃんとしたフィルムカメラを購入しようかと思ったけど、まずは気軽な「写ルンです」から始めてみようかなって。
-昔流行ったものがまた復活しているのが新鮮です。
フィルムはすぐに写真が見れないからこそ、現像してから「こういうときもあったよね」と思い出して嬉しくなります。あと僕は「写ルンです」を使うのは夜が多いんです。フラッシュで撮ると街の明かりもすごく綺麗に映るんですよ。
-スマホのカメラとフィルムカメラの使い分けはどうしていますか?
スマホのカメラは自分を撮ったりインスタ用の写真が多いです。ノーマルで撮った方が画質も綺麗なので、加工アプリはあまり使わないですね。
-kyanくんは撮るだけでなくモデルとして撮られる側の立場にもありますが、モデル活動を始めるきっかけは何ですか?
小さい頃からずっとモデルをしたいと思っていて、日本でお仕事をしたくて色々調整していたところにWEGOさんから声をかけられて。日本に来るときはいつも竹下通りのWEGOに来ていて、ビジュアルのモデルさんもかっこいいなって思っていたので、撮影に参加できてすごく嬉しかったですね。
-モデル業で楽しかったことや、逆に大変だったことはありますか?
大変だったことはあまりないです。モデルのお仕事は自分の趣味みたいな感覚で、やりたくてやっているので。日本のモデル友達もできて、ポーズはこういうのがいいよとかアドバイスもくれて、とても勉強になります。
-ご自身の性格を一言で言うと?
難しいな、何だろう…。やっぱり「挑戦」だと思います。新しいことにチャレンジすることも好きだし、新しい出会いも好きなので。これからはランウェイやイベントにも出たいし、友達からでもお仕事でも「これやってみる?」って言われたらほぼOK出します。基本新しいことを始めることにすごくオープンです!
-SNSでのコーデも素敵ですが、おしゃれになる秘訣はなんですか?
自分で「2+1の方法」を見つけて、それがとても良くてよく使っています。例えば黒と赤の服があったら、黒い服を2つと赤い服を1つ入れる感じです。これだけでかなりおしゃれに見えるんですよ。
-確かに簡単ですよね! 色を合わせて、数を守って。
そうなんです。兄にもそれを教えたら、コーデの雰囲気が全然変わりました!
-プライベートでもお仕事でも、これからの目標を教えてください!
まずは、フォロワーさんに喜んでいただくことです。フォロワーさんから「真似したよ」とか「kyanくんのおかげで自信持てた」って言われてすごく嬉しかったので、それをもっと広げたいですね。
-最後にファンの方やこの記事を見てくださる方にメッセージを!
とにかく自分に自信を持って、やりたいことは全部やりましょう! フォロワーさんからもファッションなどのアドバイスを聞かれることがあるんですが、そういう時は人の目を気にせず、着たいものを着ること。自分を信じることが一番です!
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<PROFILE>
kyan
2005年5月3日生まれの17歳。オーストラリア人の父と日本人の母を持つ現役高校生。幼少期より日本語を勉強し、英語と日本語を使いこなすバイリンガル。
SNSでの発信をきっかけに端正なルックスとファッションセンスが話題となり、TikTokのフォロワーは150万人以上にのぼる。モデル活動を中心に日本でも活躍が期待される注目の16歳。
「気になるアノ人」過去アーカイブはこちら
Photo/tAiki
Hair&make-up/Chiaki Saio(Lila)
Text/Manami Ishii
Styling/WEGO