マンハッタン的、2021年日本語ラップ曲10選 – ウィゴー公式サイト|ウェブマガジン「WEGO.jp」   
マンハッタン的、2021年日本語ラップ曲10選
マンハッタン的、2021年日本語ラップ曲10選

大本命はHyper popと日本産Drill!?
2021年も注目楽曲が盛り沢山、マンハッタンレコードが独自の目線でピックアップ。


巷で話題の「ラップスター誕生」や、近年の若手スター、LEXの登場などもあって、今年は何かと耳にする”Hyper pop”、そして”Drill”といったワード。

往年のトラップをはじめ、バンドサウンド、レイヴ、はたまたGarageなどのジャンルも取り込むラッパーも増え、シーンがものすごく細分化されているなと感じます。そんな2021年の注目楽曲を、Manhattan Records®️が独自の目線で10曲ご紹介。

最近日本語ラップに目覚めた方から、普段から聴きまくってるコアな日本語ラップリスナーにも「へぇー、こんな曲があるんだ。」「あ、だよねーわかるわかるー。」「あれが入ってないじゃん!」といった感じで、ラフに楽しんでもらえたら嬉しいです。

では、2021年の振り返り、早速行ってみましょう!



 

1.JP THE WAVY - Pick N Choose feat. LEX

なんて読むんだ?っと、タイトルから気になってしまうこの曲。“Pick N Choose=ピカチュウ”なんですね(笑)リリックもしっかりポケモンネタが入っていたりと、MVからも見てもわかるようにピカチュウへの愛を感じます。USシーンにもあるように(スポンジ・ボブの映画主題歌とか)、こういったユニークな曲がどんどん出てきて、広い層のリスナーにシーンを知ってもらえるのは良いですね。バランスも大事ですが。

 

 

2.MC TYSON - ROMANÉE-CONTI feat.Vingo & Bark (BAD HOP)

最近急増している、これぞ”日本産Drill”って感じる中の一曲。元々UKから生まれたUK Drillですが、Pop Smokeの影響でNYへ(Brooklyn Drill)、そして近年日本にも到着!という流れで、ハードコアなラッパーがラップしているイメージです。ブリブリなサブベースとハイハットが、従来のHIP HOPから進化していて新鮮だと思います。

UKのものはこの辺から掘っていくのが良いかと。フロウの捉え方もアーティストによって全然変わってきます。MV内のRuss Millionsのダンス(肩を揺らすやつ)を覚えて、クラブで踊って差をつけよう!。

・Russ Millions x Tion Wayne - Keisha & Becky (Remix)
Link: https://youtu.be/egSqA6j9csw


 

3.Sound’s Deli - DAWG LIFE FREE STYLE (Prod. MET as MTHA2) 

2021年に1stアルバムをリリースし、ますます注目を集めるSound’s Deli。古典的なビートかと思えば、5人それぞれの個性豊かなバースが自然とバウンスさせてくれる、まさに今って感じです。MVの楽しいホームパーティー感もいいですね、クルーの雰囲気の良さがそのまま伝わってきます。

 

 

4.Cookie Plant - Lonely (Prod. DJ JAM)

Cookie Plant、こちらもクルーの6人組。21年リリースのEPからYENTOWN/DJ JAMがプロデュースをした楽曲。メンバー全員が元ダンサーという経歴を持ち、「Ninja Mode」のMVを皮切りにダンスを多様したMVが新鮮です。彼らの持ち味でもあるアジア特有の揺れある”和”な音とトラップが掛け合わさった雰囲気に、個性あるバースが刺さります。


 

5.DJ KANJI - Smash!!! (feat. LEX, HIYADAM, Y'S)

LEX、HIYADAM、Y’Sによるマイクリレーが気持ちいい一曲。一回聴けば自然と耳についてしまうビートと、リリックや持ち味のスキル/フロウがスピットした新たなヒップホップ・アンセム。スタイリッシュな雰囲気も時代の幕開けを感じさせてくれます。


 

6.Lil Soft Tennis - Bring Back

最近はkZmとのコラボで注目を集める新生Lil Soft Tennis。2000年近辺のバンドサウンドが心地よく、どこか懐かしい雰囲気もあって何か良い。自主レーベルであるH E A V E Nからは、1st mixtape "AiR" もリリースされたばかり。レーベルチャンネルのツアーの模様も、とにかく若さを感じるワクワク感が良い。注目株です。


 

7.JUBEE - Spotlight feat. BIM

爽快に駆け抜けるビートとボーカルが気持ちい一曲。これも上記同様バンドサウンドが心地良いです。TSUBAMEのプロデュース力や、ギターアレンジのShin Sakiuraが参加した間違いないビート。前向きなメッセージで、メロディックに歌い上げるエモな1曲。



 

8.(sic)boy - Last Dance feat.Wes Period (Prod.KM)

言わずと知れた(sic)boyとKMによるタッグ!ほんと歌えるラッパーが増えたと最近感じます。キャッチーなフックがスッと耳に入ってきて、リリックの渋谷で酒飲んでる情景が浮かんでくる、これもかなりエモな楽曲。また、Doja CatやDUCKWRTHらとのコラボ楽曲で知られるLAの”Wes Period”がフィーチャリングに参加しているのも重要ポイント。海外アーティストのコラボが増えて、国境を越えていくのが、シーン活性化に繋がる良い傾向だと思います。

 

 

9.RhymeTube - ON AIR feat. week dudus

空音、SUSHIBOYS、Jinmenusagi、4s4ki、など様々な作品を手がけてきたRhymeTube。そんな彼がweek dudusを迎えた楽曲は、インダストリアルなビートにクールなラップが映える清々しい一曲です。ほんとに毎回色々な顔を見せるRhymeTubeのプロデュース力には感無量です。1stアルバムも用意中ということで、どんな作品になるかとても楽しみです。


 

10.SugLawd Familiar - Paradice

あっという間に、10曲目は沖縄の10代クルーSugLawd Familiar!2020年末リリースの1stシングル「Longiness」がバイラルヒットし一気に名が知られた彼ら。リゾート感あるトラックと希望に満ちあふれた等身大な姿が印象的。今年で高校を卒業したばかり(!)という彼らはこちらも今後EPやアルバム制作も予定ということで、まとまった音源で聴けるのが楽しみです。



ざっくりとした振り返りにもなりましたが、いかがだったでしょうか?

2021年は”Hyper pop”や”Drill”といった、近年の世界的なムーブメントが本格的に日本のシーンまで浸透し、一口に「日本語ラップ」といってもますますいろいろなスタイルのアーティストが出てきた年だったなぁと思います。

このあたりの曲をもっと知りたい! まとめて聴きたい!という方は、「オンナミチ」の漫画家 北沢バンビさんのジャケットでお馴染み、毎年恒例のこんな日本語ラップベストMIXなんていかがでしょう? 


 

 [Manhattan Records®️ presents 2021 BEST OF JAPANESE HIP HOP MIX]

*2021年12月22日リリース

配信版はコチラ

*2021年12月22日リリース

CD版はコチラ


ここで紹介された曲はもちろん収録、紹介しきれなかった楽曲も含め2021年を振り返るのにもってこいなノンストップDJミックスとなっていますので、気になる方は是非チェックを。

多種多様なサウンドアプローチで垣根を越えたニューカマーから安定のヒット曲まで。進化する国産HIP HOPシーン、2022年はどうなっていくのかとても楽しみです。


Manhattan Records®️ということで、個人的にはオルタナティブやリリカルなNY風味のHIP HOPも増えて欲しいかも…(笑)何はともあれ、この調子で色々なタイプのラッパーが増えてシーンが活性化するのを願うばかりです。

2022年も楽しんでいきましょう!


Text / Manhattan Records®️