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【インタビュー】SugLawd Familiarに流れる“沖縄時間”
【インタビュー】SugLawd Familiarに流れる“沖縄時間”

渋谷の宇田川町エリアに店舗を構え、HIP HOPやR&Bをはじめとするクラブミュージックカルチャーを最前線で見守り、発信してきたマンハッタンレコードが次に注目する若手HIP HOPアーティストへ直接インタビュー。

次なるニュースターをいち早く要チェック!

 

沖縄県出身の5人組ヒップホップクルー「SugLawd Familiar」(サグラダファミリア)。


シングル曲「Longiness(feat.OHZKEY&Vanity.K)」が累計1,500万回を超えるストリーミング再生を叩き出し、Spotifyのバイラルチャート(今バズっている曲のランキング)で1位を記録。OHZKEY(オハジキ)、Vanity.K (バニティーケー)、 XF MENEW(エックスエフメニュー)、Oichi(オイチ)の4MCとDJのcaster mild (キャスターマイルド)からなる個性派ユニットは10月に新曲「Paradice」をリリースした。

 

コロナ渦で鬱屈したムードを吹き飛ばすような、民謡とファンクをミックスしたトラックに、彼らの等身大の言葉が綴られたポジティブチューンである。令和の“ネオ・カチャーシー”と形容してもいい底抜けにピースな楽曲からは、さらに成長し垢抜けた5人の姿を捉えることができた。彼らは今年の4月、高校を卒業したばかり。その後の生活の変化、リアルなライフスタイルに迫るべく、東京にライブで訪れていた5人に話を聞いた。

 

ーSugLawd Familiar(サグラダファミリア)という名前にした理由を教えてください。

OHZKEY(オハジキ以下:OZ):もともと〜Familiarという名前にしようという話はしていて、色々な意見が出たんですけど、まだ建設中で未完成の世界遺産、サグラダファミリアからとりました。未完成=発展途上、常に進化し続けるという意味を込めて付けました。


ー名前を付けるときは結構議論になったんですか?モメたりはしなかったですか?

XF MENEW(エックスエフメニュー:以下XF):モメることはなかったですけど、僕ら、普段からふざけあっているので大喜利みたいになっちゃってなかなか決まらなかったですね。

 

ーこれはないな、みたいな名前はありました?

Vanity.K(バニティーケー以下:VK):なんだっけ?“ガムシャラ”ファミリア(笑)。

XF:しかも“ガムシャラ“は漢字の“我武者羅”ね。あとは俺が出した、“ユートピア”っていうのもありました。

VK:ガチで出したやつな。けっこう悩みましたね。

OZ:でも最後、“サグラダファミリア”が出たときはバチっと決まりました。

 

ー“ファミリア”を付けると決めていたことや、今のやりとりをみていてみなさんの仲の良さ、絆の深さを感じました。そんな5人はどうやって出会ったんでしょうか?

VK:MC4人が高校で一緒になったんです。それぞれがラップやってて4人でラップの話してて「曲作るか」という話になってOHZKEYの家でレコーディングしたのが最初です。
DJのcaster mild(キャスターマイルド)が後から合流しました。

caster mild(以下:CT):MCのoichiと同じ地元で、もともとビートを作っていたんですけどライブとかイベント行くようになって一緒になりました。

 

ーみなさん沖縄を拠点にしていますけど、沖縄から活躍されているヒップホップアーティストはたくさんいますよね?みなさんにとってはどういった存在ですか?特に影響を受けたアーティストはいますか?

OZ:誰、というか、沖縄出身の日本全国で名前が認知されているようなアーティストもそうだし、そうじゃないローカルのアーティスト、先輩たちにも感謝しています。全てにおいてリスペクトです。

VK:みなさん画面の向こうの人というか、大きい存在です。そのおかげで僕らも音楽で表現が出来てる。例えば唾奇さんが客演で入っているから聴いてみようとか、沖縄のアーティストの人たちがいろいろな場所のアーティストと繋がって作品を作っているからこそ、僕らも色々な音楽を知ることができました。


ー5人が2021年よく聴いた楽曲を教えてください。

VK:この1年だったらDaichi Yamamotoさんの『Elephant In My Room』というEPの「Blueberry」がめちゃくちゃ好きで、めっちゃ聴きました。

OZ:僕は沖縄のシンガーの柊人(しゅうと)さんの「好きなこと」です。元気ない時に聴くと元気が出る曲です。

Oichi(オイチ 以下:OC):自分はエレクトロ・デュオのMarian Hill(マリアン・ヒル)ですね。とりあえず片っ端からアルバム聴いてました。

CT:自分は月単位くらいで色々なジャンルの曲を聴いてました。中でもいちばん印象に残っているのはguca owl(グカール)さんの「High Wall」です。

XF:ずっと聴いてたよな。俺は、卒業してからR&Bを聴くことが多かったです。そこにポスターも貼ってあるJoyce Wriceの「That’s On You」はよく聴いてましたね。あと青葉市子さんとか、そういう気分でした。



ー5人が音楽以外でハマっているものはありますか?

SugLawd Familiar:スマブラっすね。

OZ:メンバー同士で強くなっちゃってる感じ(笑)。

XF:あとは、ドライブとか?casterとOHZKEYが免許持ってるので、それぞれの車で出かけるみたいな。

VK:卒業してから週に一回は全員で顔合わせてるし、毎日一緒にいるやつもいます。みんなそれぞれ個性があるけど、どこかでお互い繋がっている感じがします。“沖縄の時間“なんですよね。だから自然というか心地良いです。

OC:ゲームして曲作って、出かける、みたいなリズムがありますね。



ー5人が最近、気になるファッションスタイル、ブランドがあれば教えてください。

VK:最近は、TRAPSTARというロンドンのブランドが気になってますね。先輩も着てたし、海外のラッパーも結構着ているので。だけど値段次第かな。


XF:基本、古着が多いよね。


ー沖縄でおすすめのショップはありますか?

VK:沖縄だったら那覇の「HICROWN」っていうやばいセレクトショップがあってカッコいいですね。

XF:東京から人が来たりしたら一緒に行くショップです。

OZ:あと那覇だと、「NewFunk store」にもお世話になってます。沖縄来たらぜひ行ってください。


ー好きなスタイルがあったり、メンバー同士で影響を受けたりすることはありますか?

XF:oichiは黒が好きだよね。

OC:俺は黒が好きで、カッコよければなんでも。

CT:基本今はあまり洋服にはお金をかけない。

VK:そうだね。身の丈に合わないものは着ないっていうのはみんな共通していますね。

OZ:服にお金かけるのはもうちょっと頑張ってからっすね。

OC:服装や好きなものみんなスタイルが違う、バラバラなところが良さかもしれない。

VK:偶然、MCが全員黒系でDJのcasterだけ目立つ色とかはよくありますけど(笑)。

CT:ライブの時は色があるもの着たくなっちゃうんですよね。




ー沖縄もコロナの影響で大変だったと思います。ステイホーム中はどんな風にすごしていましたか?

VK:基本的にリリック書いてました。

XF:ビートチャレンジとか、ステイホームチャレンジみたいなのやっている人もたくさんいて、そこにリリック書いて送ろうとしたけど、結局送れなかったなあ。その時に思うこと、言えることはたくさんあったんでひたすら書き溜めて、曲作ってという感じでした。

OC:二ヶ月くらい学校行けなくて、結局冬休みがなくなりました。

VK:音楽以外やること本当、なんもなかったけど、大事な時間でしたね。自分とゆっくり向き合う時間でした。


ー最後にそれぞれ今後についての展望、実現したいことを教えてください。

VK:自分たちはブーンバップ的な、オーセンティックなラップスタイルのイメージがありますけど、オルタナティブな楽曲も作りたいですね。「Longiness」もレゲエのビートですけど、そのままレゲエをしているつもりはなくて。異質なもの、違うもの同士を組み合わせて新しいものを作っていきたいです。いろんな一面を見せられると思うので変化を見ていてほしいと思います。

OC:集まるヒマがないくらい、クルーでも個人でも忙しくなりたいっすね。

XF:ソロでもクルーでもアルバムとかEP、まとまった作品を出すのはひとつ目標です。アンセムになるような作品を残したい。

OZ:とりあえず、聴いてください。お願いします。

XF:最後casterから、一言、ビシッと締めてください。

CT:これからの事ですよね。これからも、見ててください。

一同:(笑)。

個性豊かな面々が集まったメンバー同様に、ヒップホップを軸としてファンクやレゲエ、さまざまな音楽性を多面的に感じさせてくれるSugLawd Familiar。 未だ発展途上の彼らはめまぐるしく進化をたどり、リスナーを楽しませてくれるだろう。



Text&Interview/Tomohisa Tomy Mochizuki
Produced by Manhattan Records®️

 

 

■最新リリース情報

 



アーティスト:SugLawd Familiar
タイトル:Alive

発売日 : 2021年12月22日 (水)

仕様:デジタル・シングル

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