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2023.10.20

【インタビュー】 クジラ夜の街が提示する「背中を押さない」新曲とファッションへのこだわり

【インタビュー】 クジラ夜の街が提示する「背中を押さない」新曲とファッションへのこだわり

クジラ夜の街
【インタビュー】 クジラ夜の街が提示する「背中を押さない」新曲とファッションへのこだわり

AWAとWEGOのコラボ企画。今回は夏フェスにも多数出演しロックシーンにおいて注目を集めている4人組バンド、クジラ夜の街を特集。音楽制作にも通じる彼らのファッションへのこだわりや、9/20にリリースしたニューシングル「裏終電・敵前逃亡同盟」にまつわるエピソードを中心に、撮影を終えたメンバーに話を聞いた。



- 今回のコーディネートのポイントや気に入っているところを教えてください。

宮崎一晴(Vo/Gt):僕は赤が大好きで、とにかく赤いものを店中探し回りました。そこで見つけたのが赤の痛バッグ、赤いサングラス、そして腰に巻いているジャージで、この3つのアイテムを軸に赤と相性の良い黒のレザージャケットを組み合わせました。あとはスニーカーが白だったのでベルトとTシャツで白を拾って、緑のソックスを差し色に使ってみました。テーマは「自由の中の秩序」です。

- 色んなアイテムを使いながらもレザージャケットでビシッと締まって見えて素敵です。

秦愛翔(Dr):僕はスカーフが大好きで、家から緑色のスカーフ持ってきて、寒色系の緑なのでトップスに深緑のカーディガン、ボトムスにカーキ色のパンツを持ってきて、緑コーデにしました。僕の髪の毛やピアスが黄色なので差し色で黄色のソックスを使ったり、インナーに白のシャツを着ることで、緑・白・黄色でアイルランドの国旗になりました!アイルランドの音楽大好きなので、そのルーツが現れています。

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- ズバリ、テーマは「アイルランド」ですね。

山本薫(Gt):僕はその日に聴いている音楽に合わせて服を選ぶことが多くて、今日は砂原良徳さんとかAAAMYYYさんのようなサイケなエレクトロミュージックを聴いていたのでそこから着想を得ました。白とターコイズのニットに、ゆったりとしたシルエットのレディースのワイドパンツを合わせて、それだけだと首元が少し寂しかったので、フリルとパールのネックレスを付けたのがポイントです。

宮崎:首元に薫さんらしさが出ているよね。黒髪のパーマともすごく合っているし。

山本:足元は黒のブーツでしっかり締めてみました。テーマは「今日の1曲」です。

佐伯隼也(Ba):僕は髪色が今グレーなので、同じグレーのハーフジップをまず選びました。そこからレディースのスラックスでスリムに見せつつ、赤とオレンジが若干入ったコーデュロイジャケットを上から羽織って、全体的に暖色系の落ち着いた色味でまとめています。テーマは「小説家」か「インテリボーイ」です。

-みなさん音楽ルーツが反映されていたり、聴いてる曲からインスピレーションを受けたり、アーティスト活動と通じる部分があるんだなと感心しました。続いて新曲「裏終電・敵前逃亡同盟」について伺えればと思います。リリース前からライブでは披露していた楽曲ですがいつ頃作られたのでしょうか。

宮崎:はい、2年前からある曲です。1番最初にライブで披露したのが普通のライブハウスではなくバーが会場で、アコースティック編成でのライブだったんですよね。いつもライブを観に来てくださる方ももちろんいましたけど、お食事を楽しんでいる方もたくさんいた中で最初に披露した曲だったので。今回正式にリリースする際も「少し落ち着いたイメージで」というのは大事にしていた要素の1つですね。

- そうだったんですね。クジラ夜の街の楽曲はそれぞれの楽器の個性が強い曲が多いなと思っているのですが、テンポも落ち着いていて、かつサウンドも割とミニマムな楽曲は意外と今まで無かったんじゃないかと。クジラ夜の街の楽曲は作り込まれた世界観が魅力的ですが、サウンドよりもテーマ先行で楽曲制作しているのでしょうか。

宮崎:そうですね。僕が曲のテーマをまず固めてからセッションを持ちかけていて「裏終電」も「終電に間に合わなかった人を助けていく裏組織があったら面白いんじゃないか」というアイデアから曲を構成していきました。物語を作る感覚とすごく似ていますね。テーマとサウンド感をメンバーに共有していくんですけど、ファッションと同じで完全にそのテーマに即した音にしすぎないというのも大事で、ちょっと外してみることで曲に深みが出るので。テーマから決めてどれくらいテーマに寄せて、かつどれくらいテーマから外すか、という音作りを心掛けました。

- 各パートの楽器も落ち着いているからこそ、逆にこだわりもあるのかなと思うのですが、パートごとの聴きどころをお聞かせください。

秦:ドラムは結構オールド感を出してみました。クジラでこういうのは初めてで、個人的にはオールドな音もすごい好きなので、良い音で録れたと思っています。曲の最後にベルでカンカンカンカンって音を鳴らしているんですけど、実は電車の音を表現しているんです。あとはスネアで電車の止まる音も表現していて、アウトロでドラムを面白く使うという僕の信念が表れている部分だと思います。ぜひ注目して聴いて欲しいです。

山本:ギターに関しては今回一晴のメインのギターがなくて、イヤホンの左と右で鍵盤とギターの音を振り分けています。僕のギターも結構音数が少ないんですけど、音と音との間を埋めるためにリバーブという残響音をかけています。そのリバーブもヴィンテージの機材を貸してもらったので、そこがこだわりポイントです。

佐伯:ベースも音作り的な部分で、今回はジャズっぽい要素もある曲なのでエレキベースだけどウッドベースみたいに録りたくて、弦とボディの間にティッシュを大量に挟んでサステイン(音の余韻)が伸びないようにしたのがこだわったポイントです。

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- ありがとうございます。サウンド面のこだわりが聞けたところで、今作の「背中を押さない」メッセージソングというテーマについても詳しくお聞かせ頂けますでしょうか。

宮崎:背中を押す曲、応援ソングが色々なところで聴かれているわけですけれども「別に頑張らなくてもいいんだよ」という歌も最近はすごく出てきていると思っていて、自分もそういう意思を持っているなと。ただ「頑張らなくてもいい」を強要することは「頑張れ」と言っているのと同じじゃないですか。その部分をどう上手く表現するかを考えた時に、僕という人間がそういう意思を表明する歌ではなくて、僕の作り出した「裏終電・敵前逃亡同盟」の勧誘員、その悪魔の幽霊なのか分からないようなキャラクターが歌っているということにして、押し付けがましくならずに、ユーモアに溢れながらも聴いてくれる人を助けてあげることができるんじゃないかなと思いました。背中を引っ張ったりもしないし、押したりもしない。ちょっとファニーな曲調と語り口で、聴いた人の心に余裕を持たせてあげたいなという気持ちで制作しました。

- 曲の主人公のキャラクターがはっきりしていて、キャラクターを通して宮崎さんの意思が発信されているのがクジラ夜の街の楽曲の魅力だと思います。

宮崎:僕自身は本当に色々なことを考えている人間なので、1人の人間として色々なことを歌っていくのは僕の性には合わないなと思ったんですよね。そういう時にファンタジーの力を借りるというか。僕が作り出したキャラクターになりきって色々な考えを訴えることによって、楽曲にバラエティーとか広がりを与えられるかなと思ったので。この曲で歌っているのは自分の一部でもあり、色々な多面性の中の1つというところです。

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- ありがとうございます。今年の春にメジャーデビューを果たして、現在のバンドの状態はいかがでしょうか。

宮崎:すごく色々な経験をさせていただいて、今回のWEGOとの企画もそうですけれども、メジャーデビューする前は全く想像もしていなかったような経験が出来ていると思います。経験を糧にして表現をしていくのがアーティストだし、これからの経験が今後の曲作りにすごく繋がってくる部分だと思うので、もう全てが楽しみですね。だからこそ音楽以外のことも含めて色々な世界に飛び込んでいきたいと思います。

- 最後に読者/ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

秦:僕は本当にWEGOが大好きで、中学生時代に東京のありとあらゆる店舗に行っていたんですよ。 だから今このインタビューを読んで下さっているみなさんと僕は同士なんです。あと、僕はスカーフを流行らせたいので、どうかみなさんスカーフつけてみませんか?ワンポイントになるし、コーデ組むときにとても便利なので。どうかみなさんシャツにスカーフを巻きつけてみてください。そしてWEGOを永遠に愛してください。僕もWEGOフォーエバーラブです!





Text & Interview:Yuki Sato





INFORMATION
NEW RELEASE
クジラ夜の街
2023.09.20(水)
Digital Single「裏終電・敵前逃亡同盟」

PROFILE
クジラ夜の街

『ファンタジーを創るバンド』
クジラ夜の街は、音楽を愛するすべての方に"未知の体験"を提供します。
煌めくバンドサウンドやふしぎな詞世界、ひとさじの熱が誘なう先は宇宙の果て。絵本の中。まぼろしの街。日常を飛び越えた神秘の空間へと連れていきます。
夢を求めるあなたへ。とびきりの幻想音楽を。

2017年621日東京にて高校の同期生4人で結成。短期間のうちに多数の楽曲を制作し、都内ライブハウスで活動開始。
音楽コンテスト「Tokyo Music Rise 2019 Spring」や高校軽音楽部の全国大会で優勝したあと、ロッキング・オン主催「RO JACK」オーディションで優勝し「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」に出演。
直後に「出れんの!?サマソニ!? 2019」オーディションから「SUMMER SONIC 2019」にも出演。
2020年から全国各地のイベントへ出演を開始。2022年「夜景大捜査夢を叶えるワンマンツアー」を開催し、1219日渋谷WWW Xでのツアーファイナルでメジャーデビュー決定を発表。2023510日リリースのEP「春めく私小説」でメジャーデビュー。
独特のセンスが聴き手を捉えるメロディと歌詞、そして観客を引き込もうとする熱量が圧倒的なライブパフォーマンス、必見・必聴のバンドです。



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